リキシャアートは、なんとも味のあるイラストが多い |
にわかには信じがたいけど、バングラデシュ、インドなどで庶民の交通手段となっているリキシャもしくは英語でRickshaw(リックショウ)は日本語の「人力車]に由来している。
1870年頃、日本で発明された人力車は、それまでの駕篭(カゴ)を押しのける大ヒットとなり、その10年後にはすでに東南アジア、中国、インドに輸出されていた。
その頃のリキシャは今はあまり見られない人が引っ張るタイプだが、後年、駆動部が自転車やバイクになっていった。
さらに詳しい話は『東南アジアの三輪車』(前川健一・旅行人出版)を参照。名著です。
そのリキシャを派手に飾り立てるのがムスリム圏のバングラデシュで目立ち、リキシャアートと呼ばれている。
リキシャアートの図案には、映画、宗教、自然(風景・動物)などがあるらしい。
サングラスをかけているのは多分映画スター |
民家の真ん中にモスクが見える |
これはまた映画スター。ギターを持っている |
ベイビータクシー(CNG)にも描かれている。多分ライオン |
リキシャではないが、自転車の物売りには、そのものズバリが描かれている |
トラックも派手な柄でガンガン走る |
ちなみにネパールのリキシャ。 やはりアート力が劣る…… |
東南アジア中を走っているリキシャ。これからもどんなアートを見せてくれるか注目していきます。